'''いじめ'''(苛め、虐め)とは、相手の肉体的・心理的苦しみを快楽的に楽しむことを目的として行われる様々な行為。実効的に遂行された嗜虐的関与(内藤朝雄「いじめの社会論」)。いじめとは「肉体的、精神的に自分より弱いものを、暴力やいやがらせなどによって苦しめること」で「特に、昭和60年(1985)ごろから陰湿化した校内暴力をさすことが多い」。
単純な暴力だけでなく、物を隠す(いたずらする)、交換日記で悪口を書くなどといった「心に対するいじめ」もあり、シカト(無視)などは水面下で行われることから、教師や周囲が気づかないうちに深刻な事態になりうる。
平成8年に文部大臣(当時)が緊急アピールしているように、「深刻ないじめは、どの学校にも、どのクラスにも、どの子どもにも起こりうる」もので、児童生徒1000人あたりの7.1人がいじめを受けている。
いじめに関する追跡調査では、「小学校4年生から中学校3年生までの6年間の間に、いじめ(仲間はずれ、無視、陰口)と無関係でいられる児童生徒は1割しかいない」事が分かっており、その深刻さが伺える。
なお大人の社会でも職場いじめなどいじめに相当する現象は存在し、ネット上のユーザによるネットいじめも存在する。
日本に限らず、欧米でもいじめは深刻な問題になっている。英語の表記は、bullying。文部科学省が児童・生徒の問題に関する調査で用いるいじめの定義は「子どもが一定の人間関係のある者から、心理的・物理的攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」で、「いじめか否かの判断は、いじめられた子どもの立場に立って行うよう徹底させる」としている。
これは2007年1月19日以降の定義で、従来のいじめの定義では「自分より弱い者に対して一方的に、身体的・心理的攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの」としていた。
同年、具体的ないじめの種類については「パソコン・携帯電話での中傷」「悪口」などが追加された。いじめの件数についても「発生件数」から「認知件数」に変更された。
また、教育再生会議の第一次報告に関連して、いじめを繰り返す児童・生徒に対する出席停止措置などの現在の法律で出来る事は教育委員会に通知するように、2007年1月22日、安倍晋三首相が伊吹文明文部科学相に指示した。文部科学省の統計によると、平成19年度に文部省が認知したものでは、84,648件のいじめがあり、児童生徒1000人あたりのいじめ件数は7.1人で[平成20年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について、公表資料]、いじめを認知した学校の件数は40.0%であった。
ただし以上の統計はもちろん文部省が認知した件数である為、暗数を考慮しなければならない。
学年別で見た場合、中学生、なかでも特に中学一年生のいじめの数が多く、中学一年生だけで17,063件のいじめが認知されており、この数字は小学6年生(4,262件)や高校1年生(3,701件)に比べ4倍以上多い。男女比では、54.8%が男子、45.2%が女子である。
平成19年度に自殺した136人の児童のうち、いじめが原因であると特定されたものは3件で18年度よりも3件少ない。
中学1年生の「仲間はずれ、無視、陰口」を例に国立教育政策研究所が2004年度に行った追跡調査[国立教育政策研究所生徒指導研究センターいじめ追跡調査2004-2006][国立教育政策研究所生徒指導研究センターいじめ追跡調査2007-2009]によれば、一般的イメージとは異なり、いじめる生徒・いじめられている生徒は短期間で入れ替わっており、
「いわゆる「いじめられっ子(いじめられやすい子ども)」や「いじめっ子(いじめやすい子ども)」も存在しない」。
また同調査によれば、同じ学校・同じ年度の生徒であっても学年が進むにつれていじめの数が大きく増減しており、「いじめが起こりやすい学校・年度」のようなものは無かった。従って「いじめが起きやすい学校とそうでない学校、いじめが起きやすい学年とそうでない学年というものが存在しているわけではない」。
以上の事から、「何か特別な問題や背景があるから、いじめが起きる」わけではなく「そうした問題の有無とはさほど関係なく、いじめは起きうる」「ちょっとしたきっかけで、いじめは起きてしまう、広がってしまう」のが実態である事が分かる。
小学校においても同様の傾向が確かめられている。
実際同調査によれば中学一年生の場合、「週に1回以上」いじめをうけている生徒が「毎回50〜100名(7〜14%)程度存在するにもかかわらず、それが半年後まで続く事例は半分以下」であった。すなわち「毎回「クラスに3〜6名」程度の割合の子どもが被害に遭っている計算であるにもかかわらず、常習的な被害者と考えられるのは1000名につき3名という数」である。
これは加害者についても同様で、「「週に1回以上」という高頻度の加害経験があると答えた生徒は、毎回35〜85名(5〜12%)程度いたにもかかわらず、半年後も引き続き経験があると答えた者は半分以下」であった。
小学校・中学校で「仲間はずれ、無視、陰口」が3年間の間に全く無かった児童生徒はそれぞれ22.6%、27.6%で、いじめが誰にでも起こりうる事を裏付ける。
逆に3年間連続でいじめがあった児童生徒は小学校・中学校でそれぞれ0.4%、0.6%であった。
いじめが発見されたきっかけは、学校の教職員が発見したのが50.3%、本人や家族の訴えなど教職員以外がきっかけのものは49.7%であった。
教職員が発見した方法としては「アンケート調査など学校の取組により発見」は(24.4%。きっかけ全体に対する割合。以下同様)、「学級担任が発見」(19.8%)が多く、教職員以外のものでは、「本人からの訴え」(24.6%)、保護者(16.3%)、本人以外の児童生徒(5.1%)の順である。
都道府県別で見た場合、1000人あたりの認知件数は多いほうから順に熊本県(32.7件)、大分県(27.3件)、岐阜県(25.2件)が多く、全国平均(7.1件)を3倍以上上回る。ただしこれはあくまで認知件数なので、これらの件で実際にいじめが多いのか、それともこれらの県でいじめを認知しやすい体制が整っているのかは不明である。
なお熊本県や大分県と同じ九州でも、福岡県や佐賀県は(いずれも1.1件)少ない方から2番と3番で、単純に九州でいじめが多いというわけではない。(全国最小は和歌山県の0.8件)。
文部省の統計では平成6年と平成18年にいじめの定義を変えているが、
統計上は、(認知された)いじめの発生率が激減→いじめの定義を変えると激増を繰り返している。
例えば平成6年には31.3%だった発生率が平成17年度には19.4%に減っている。ただし、いじめの定義を変えると発生率が急増している事から、いじめが実際に減ったのか、それともいじめの動向変化により統計上捉えられるいじめ発生率が減り、動向にあわせて定義を修正する事でまた見かけ上の発生率が増えているのかは不明である。いじめ加害の原因となるストレッサー(ストレス原因)で直接的・間接的に大きな要因をアンケートから探ってみた統計によると、
直接的にも間接的にも最も影響力が大きいのは友人から学業・容姿・行動などを馬鹿にされた「友人ストレッサー」(36組中31組で第1位)であった。
次に影響力が大きかったストレッサーは学業・容姿・長所や短所などに関する「競争的価値観」(36組中2組で第1位、19組で第2位)で、間接的な効果しかないにも関わらず、その効果の大きさが伺える。
そして、様々なストレッサーが「不機嫌怒りストレス」(36組中3組で第1位、11組で第2位)に影響を与え、いじめを発生させているという構図がある。一方教師・家族・友人らによる支援がこれらのストレスを軽減する事も分かっており、周囲の支援がいじめを抑止する効果がある事がわかる。
また古いデータであるが、1986年の東京都教育委員会調査報告によれば、いじめの原因は以下の結果となった。
力の弱いもの、動作の鈍いものを面白半分に 33.6%
欲求不満の鬱憤晴らしとして 19.7%
生意気なもの、いい子ぶるものに対する反発・反感から 15.7%
自分たちと違う、なじめないなどの違和感から 14.8%
怒りや悲しみ、嫉妬から 10.7%
仲間に引き入れるため 6.7%
以前にいじめられた事の仕返しとして 6.3%
その他少数意見として「面白いから」、「ふざけて、冗談で」があった。
内藤朝雄は社会学的・心理学的手法を用いて、2001年に『いじめの社会理論』を発表した。その中で内藤は「人間関係が濃厚すぎる集団内において生じる欠如を埋めようとする偽りの全能感」としていじめの理論化を行った。そしてその対策として「学級制度の解体」「警察の介入」を挙げた(2007年刊の『〈いじめ学〉の時代』は、その入門編である)。
森口朗は2007年の『いじめの構造』で、内藤の理論をベースに独自の「スクールカースト」の概念を導入した。これはクラス内の序列のことで、人気や「空気を読む能力」の多寡により上下し、下位になるほどいじめられやすくなるという。
今までの論者が素通りしてきたこの概念を取り入れて、森田は修正藤田モデルという四分類を作った。これによりいじめのモデルはかなり整理され、見通しが良くなった。そして分類毎にいじめの発生するメカニズムを考察し、具体的な対策を提示した。 大阪産業大学付属高校同級生殺害事件(1984年、性的いじめ復讐殺人事件)
中野富士見中学いじめ自殺事件(1986年、日本で初めていじめ自殺事件がクローズアップされた事件)
山形マット死事件(1993年)
愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件(1994年)
旭川女子中学生集団暴行事件(1996年、強姦事件)
名古屋中学生5000万円恐喝事件(2000年)
丸子実業高校バレー部いじめ自殺事件(2005年、事実無根として加害者とされた側も遺族に対し慰謝料請求の民事裁判を起こした事件)
滝川市立江部乙小学校いじめ自殺事件(2005年)
福岡中2いじめ自殺事件(2006年)
新潟県神林村男子中学生自殺事件(2006年)
尼崎児童暴行事件(2006年、性的暴行事件)
滝川高校いじめ自殺事件(2007年、加害者4人逮捕、学校裏サイトの存在がクローズアップされた事件)
多摩川高校生水死事件(2009年、川へ突き飛ばした同級生が溺れる様子を動画撮影していた。)いじめには、学校・職場などにおける個人レベルのもの、団体・企業内の抗争など多種多様な局面があり、一部は社会問題化(報道される等)してるが殆どの問題は水面下で表沙汰になる事はない。いじめに至る原因は多様であり、原因別の細かな対処が要望される。
● 故意の場合。
●# 常に自分の意思を抑圧されるような環境におかれている場合(心理的なストレスの大きい環境の場合)。(例:管理教育・偏差値主義、受験戦争、学歴社会、競争主義、不登校(不就学)など教育、職場のストレス、スポーツでの記録や順位等、恋愛での嫉妬、嫁姑関係、一人親家庭など)
●# 自分の力を確認することで安心を得ている場合(もしくは自分の力を見せ付けて快感を得ている場合)。議論が人身攻撃・個人攻撃の方に逸れる時にも発生しやすい。(例:相手の上にいることを示す・自分の意思のみを通す・相手がいつも従うことを確認する)
●# 未知のもの・自分と違うもの・他者に対する恐怖から生じる、偏見・憎しみ・差別。
●#: → 教育によって互いを知り、意見を聞く対話の場を作り、話し合いの上で、決断し、実行すること。(出典:国連アナン事務総長の世界寛容デーへのメッセージ)
●# 職場において、リストラ策の一環として自分から辞めるように上司や人事部が誘導する場合。
●# 楽しさからする場合。人間の欲求の一つ。楽しいからする、というあたりまえの状態。
● 本人に悪意のない場合。
●# 人とのつきあい方が判らない場合、実現不可能な欲求への不適切な対処・不適切なストレスの緩和方法を行う傾向がある場合。(例:憂さ晴らしに苛めるなどの、不適切で屈折した方法で快感・満足感を得ようとするなど)
●# いじめに加担していても主体的ではない場合。見て見ぬ振りをしている場合。教師等管理する立場の見て見ぬふりにも該当する。誰でも被害者になりうる。いじめられる側が苛めによって泣いたり苦しまなければ苛める意味がなくなっていじめをやめる、という意見もあるが、勉強・恋愛など、ひとつしかない勝利者の座席を競いあう場合、いじめる側は勝利をつかむまでいじめを止めない。又、集団生活はいじめの危険と紙一重である。いじめの基本は人間関係の歪みである。人間関係が円滑であればいじめはおきない(逆に言えば円滑な人間関係を作るのは至難の業である)。その為に日本は法治国家として成り立ち裁判という司法制度がある。
被害者が加害者側が主張する「欠点」を是正・改善することでいじめの軽減・終焉に至る例もあるが、いじめの悪質化・長期化が進行していない場合である。悪質化と長期化が進行している場合、加害者や周囲にとって被害者へのいじめ・差別・蔑視が事実上当然のことと認識されているので、欠点の是正・改善に効果がなく、その場合は、転校・転職・転居なども有効な手段として考えられる。
下記の方法で距離をとったり、ストレスを上手に発散することも、有効な対処であるとされる。
苛める人間と同じ土俵で争うのではなく、自分が強者になれる新たな「土俵を作る」
自分の能力を生かせる新たな場を開拓する(例。家庭や職場の人間関係はやむを得ないので、趣味で油絵を始める、など)
また、被害者が児童・生徒である場合、必要以上に他人に依存せず自分で問題解決をする姿勢をある程度身に付けることも、教育上の観点から有益であるという意見もある。ただし、辛くなったらすぐに周りに相談することが大切である。「いじめ」は大変多くのパターンがあり、一概に言えることなど限られているからだ。こういった場合、自分よりも周りが力になってくれることがある。いじめの防止において最も重要な存在は周囲であり、周囲がいじめの行方を左右するといっても過言ではない。なぜなら、苛められる人間は、学校や会社などの集団生活の場で一緒に円満にやっていくために、喧嘩によってその場から閉め出されるという状況を回避するために沈黙し、苛める側に対して有効な主張や抵抗を行うことができないことが多いからである。
いじめの周囲にある場合、特に苛められる側に入れられることを恐れて傍観者となることを選択し、いじめを止めさせることが出来ない場合にも責任が生じる可能性はある。将来を悲観した被害者が自殺に走るなどして刑事事件となった場合、事態を知りつつ放置した人間は、いじめをあおった人間同様、加害者と同罪とみなされることがある。 いじめは犯罪であり、周囲は苛める側に対していじめをやめるよう指導する法的責任がある。
周囲の動向により、被害者が孤立化が進行することが多い。加害者が意図的に被害者を孤立させる場合もあれば、そうでなくても周囲の保身や事なかれ主義による場合も多く、いじめの長期化の場合は、加害者及び周囲の被害者への偏見・蔑視による。被害者の孤立によっていじめ問題が複雑化し、解決が極めて困難となる(大平光代(前・大阪市助役)の著書「だから、あなたも生きぬいて」(講談社)にもこのような現象が記されている)。
周囲には、いじめがあると知った場合、強い意志をもって対処することが求められる。具体的には、冷静にいじめを分析し、有効な問題解決を得ることが求められる。
例1)苛める側がどうにもならない人物(聞く耳を持たない、自己修正機能に欠ける、など)である場合、クラス替え・席替え・転部・転勤・異動・転職・人間関係の整理など、穏便に両者の間に距離をおくことが有効な回答となる。
例2)苛められる側の成績が優秀なために苛める側の嫉妬感情を生み、いじめを深刻化させた場合は、(年功序列ではなく)適正な評価基準を導入することにより回答を得ることができる。
例3)体育で苛められても、国語の授業を通して、各人の意見や反論能力により、挽回の余地もある。いじめが発生していることが明らかになった時点で、学校であれば担任や校長・教頭、職場であれば管理職の地位にある人間が管理責任を問われ、減俸等の処分を受けたりその後の昇進などで不利な扱いを受ける場合も少なくない。このため、本来であればいじめの解決に積極的に取り組むべきであるはずの管理者が、実際にはいじめの存在を認識しながらもその事実を報告せず覆い隠そうとするケースも珍しくなく、いじめの結果被害者の自殺など取り返しのつかない事態が発生した後も「いじめの事実はなかった」などと公式の報告書に記載される場合もある。この結果、被害者の家族が学校や職場に対する不信感を増幅させることも多い。
また、担任自体がいじめ加害者となるケースもあり、1986年の中野富士見中学いじめ自殺事件のようにいじめに加担したり、あるいは2006年の筑前町立三輪中学校の事件のようにいじめを誘発する発言を行ったケースもある。また、1984年の大阪産業大学付属高校同級生殺害事件のケースでは相談を受けた事実を担任は否定し、結局保身に走る形となった。
いじめは「起きないのが最良」であり、いじめが起こるような環境を作った時点で管理者に責任があるという見解にも一理あるのは確かだが、それにより管理者が自らの保身を優先させた結果、いじめが発生した場合に適切な対処が行われない、いじめに関する実態調査に対し管理者の立場にある人間が非協力的な態度を取るなど(実際滝川市立江部乙小学校いじめ自殺事件を契機としたいじめ実態調査に対し、北海道教職員組合が調査に協力しないよう指示したという例もある)、逆に一種のモラル・ハザードを生んでしまっているという意見も出てきている。
その他、教師自身が自身の教育性を見せ付けるため、もしくは教師としての自己満足をかなえる場合、自分の教育に否定的な生徒をわざといじめに追い込ませ結果論として自分を頼らせるというケースも存在する。この場合いじめはあくまで生徒間の間でおこっている為、担任がいじめ加害者となるケースとしては露見する場合は少なく、物事の大小含めて教師が加害者であったという認識は希薄となる。
このほか、特に学校において暴力を伴ういじめが行われている場合に、それを止めるため教師がやむを得ずいじめる側の人間を殴るなどの行為を行った場合、近年日本において体罰全般を否定的に見る風潮が強まっていることから「教師による体罰だ」として(いじめる側の人間の)保護者から苦情を受け、結果として教師が処分されるといったケースも見られ、これも管理者のいじめに対する対応を萎縮させている一因となっている。 苛める側による暴力(言葉の暴力から物理的な暴力に悪化する)
苛められる側の孤立化(村八分)
苛める側・周囲の苛められる側への蔑視・偏見(差別、又は身体的特徴についての攻撃)
苛められる側の不登校(不就学)・低学歴化(勉強出来なくなる)による生活水準の低下。(中長期的)失業・PTSD・精神疾患・ホームレス化(帰る場所がなくなり孤立し最悪の場合は文明社会から逃げるしかなくなる)・自殺・・・ 苛める側には刑事責任・民事責任(不法行為に対する損害賠償請求権)が発生する
苛められた側による苛める側への報復。(佐世保小6女児同級生殺害事件やアメリカの銃乱射など)
苛められる側の生活水準が低下する(金品を要求された場合は要求額の捻出)ことや、いじめ対策に経費がかかり自治体の財政を圧迫する。 苛める側による虚偽申告(刑事責任・損害賠償責任を回避する目的で虚偽申告を行うなど)
苛める側によるプライバシー侵害(犯行を明らかにしていないかチェックするため)「職場いじめ」は集団社会、特に大人の社会の中で認知された行為である。児童生徒間同様最悪の場合自殺にまで至る事もある。
社会人:職場のいじめは、生活の糧を得るための仕事を困難にし、幸福の手段を奪うことに等しい。「人類幸福のための仕事」という崇高な理念を覆す深刻な問題をかかえている。高齢化・社内恋愛・不祥事隠し・労使紛争など、何らかの理由で退職させたい人間を、(組織ぐるみで)自分から退職するように仕向ける時にも、行なわれる。被害者は、いじめによる信用失墜・その結果の長期的失業などで、人生を根本から失うこともある。
会社間:「取引先・中小企業いじめ」(大企業が、資金力や規模の力によって、自らの発展や儲けだけを考え、値段を下げて市場を独占したり、下請け企業の発注価格を必要以上に下げて苦しめることや、政府が意図的に中小企業を冷遇する政策を推進することをいう。例をあげると、バブル後に、大企業は自らの負債返済のために、あらゆる合法的、非合法的手段によって、中小企業いじめをして、つぶしてきた。いざ破綻すると、再生機構に入り支援されるという構図があり、ここ数年益々中小企業の立場は苦しくなってきている。日本の経済基盤は中小企業で支えられており、中小企業の弱体化は日本の国力の弱体化を意味している。)
ご近所:身近に暮らしてるご近所の社会的立場の弱い人物を集団でいじめるケースがある 例えば引きこもりの人をターゲットにするなど。
家庭内:嫁姑問題(かつては、集団で主導権を握る姑が嫁をいじめる場合が多かったが、核家族化した現代では、嫁が姑をいじめる例も多々存在する。根元は、自分の生活習慣や思想を相手にも強要し、それが受け入れられないからであり、息子を嫁に取られた若しくは夫を独占できない妻が感情的に起こす場合もある。2世帯住宅を隣に建てるという解決法がある。)
国家・人種:異人種への歴史的怨恨・偏見・経済格差に基づく国家間の紛争・差別的取引などがいじめとされることがある。
** 民族浄化 … ボスニア・ヘルツェゴビナなどにおける、いわゆる民族浄化を目的とする殺戮・組織的レイプ。
** 南北問題 ・ 経済格差
** 児童労働・ 児童買春
** セックスツアー … かつての植民地時代の支配国が被支配国へ行く傾向が多い。刑法上の犯罪となる全ての攻撃。なお、2006年の福岡中2いじめ自殺事件のケースでは暴力行為等処罰ニ関スル法律違反の疑いが適用されたが、このように恐喝や傷害などの行為を伴わずに立件されるのは異例の話であった。
殺人罪:法律上は傷害致死や自殺教唆であっても、「未必の故意」による殺人罪として立件されることもある。
傷害致死罪:(例)集団によるリンチによって、被害者が死亡。
自殺教唆罪:自殺を促す(とびおりろ、など)。
暴行罪・傷害罪:殴る、蹴る、刺す、縛る、煙草をからだに押し付ける。
脅迫罪:脅す、ナイフで刺すふりをする・ナイフを見せる、暴力団などの犯罪集団と共謀する。
強要罪:性行為(自慰、売春など)の強要。常々いじめられる者同士を喧嘩させる。
恐喝罪:暴行や脅迫による金銭の要求。
強姦罪・強制わいせつ罪
名誉毀損罪・侮辱罪:盗撮して、インターネットで流す。インターネット上の中傷。中傷ビラの頒布。携帯電話・メールでの嫌がらせ。これらを警察に訴えれば、捜査がなされ、犯人は逮捕される。
犯罪の教唆(実行犯と同罪):強姦など性犯罪の要求、万引き(窃盗)など財産犯の強要。
偽証罪(法廷などで)・誣告罪:犯罪等を行ってそれをなすりつける、法廷など公的機関での虚偽報告。
その他の人権侵害(犯罪として立件できないにせよ、民事上の不法行為と認定されうる。)
無視、陰謀をめぐらすこと、教師や上司に事実ではない不利な虚偽報告をする。
労働問題
不当労働行為:上司が部下に対し、職場で陰謀を巡らすこと.「自分が悪い」と誤解させる状況を、故意につくられる。
不当解雇:職場で、責任をとって辞めさせるような状況をつくる。
セクシャルハラスメントいじめ被害者は、下記の法規定によって保護される。
人権侵害等→憲法:権利の回復・損害賠償請求
刑事事件 →刑法:刑事訴追
民事事件 →民法:損害賠償請求
各法規定は、被害内容を下記の2つに大きく区分する。(一般に「いじめ」は後者をさすことが多いが、前者も該当する)
身体的苦痛(殺人・拷問・傷害などの瞬間的な肉体的打撃である暴力、障害)などの実害
精神的苦痛(非常に陰湿で、長期間苛められる側(被害者)の精神に大きな打撃を与えるもの)悪辣かつ長期化したいじめの場合、被害者の心の傷は深く、性格そのものが変容する場合がある。深刻な心理的・肉体的・性的虐待を受けたあとでは、いじめそのものが解消したあとでも、本人のみではケアが困難となる。その場合には、精神科医やカウンセラーに相談することも重要である。ウェリントンで開かれた教育省サミットで提出された学校安全の為の調査レポートによると、ニュージーランドのいじめ発生率は国際的平均率より50%も高く、世界的にみても非常にいじめの発生率が多い事がわかった。特に、ネットいじめの割合が高まっている。● 弱い者いじめ(よわいものいじめ)
近代民主主義社会では、強者は弱者を保護すべき立場にある。いじめとは、強者が弱者に対して迫害行為を行うことであり、卑怯であると、いじめという行為を戒める言葉として用いうる。
● 出る杭は打たれる
個性的な者・正論を述べる者・異論を述べる者が苛められるさま。統一主義・画一主義を是とする考え(集団主義)が、いじめを助長している場合もしばしばある。
● 坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い
誰かを憎むようになると、直接憎むような理由が無くても、関連するもの全てを憎く感じる。
● 数の暴力(かずのぼうりょく)
ある意見や思想などにおける大多数の賛成側が少数の反対側に、理不尽な要求等を強要する事。いじめ、いじめられっ子を題材とした作品は多数ある。
文学作品
** 『沈黙』 村上春樹著 短編集『レキシントンの幽霊』所収
** 『猫の事務所』(宮澤賢治) - 職場におけるいじめ・差別について
** 『風葬の教室』(山田詠美)
** 『ともだち刑』(雨宮処凛)
** 『シンデレラ』(シャルル・ペロー、グリム童話)
** 『くれよんのくろくん』(なかやみわ) - いじめられっ子が主人公。
**『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)
**『わたしのいもうと』(松谷みよ子)
**『ナイフ』(重松清)
音楽
** 『ごめんな』(ミドリカワ書房)
映画
** 『問題のない私たち』 - 漫画原作の実写映画化。
** 『リリイ・シュシュのすべて』 - 岩井俊二監督脚本
** 『If もしも....』 - 1969年カンヌ映画祭でグランプリ。寄宿学校での下級生の虐待。
** 『9 to 5』 - 3人のOLがセクハラ上司を駆逐する。
** 『フルメタル・ジャケット』 - 教官と訓練兵によるいじめと復讐が前半に描かれている。
** 『エネミー・オブ・アメリカ』 - 2次被害について。
** 『ウェルカム・ドールハウス』
** 『ベスト・キッド』
ドラマ
** 『ヤンキー母校に帰る』 - 第三回と第四回。いじめに対して教師が真相究明しクラス全体での話し合いから最後は職員会議に発展する。
** 『3年B組金八先生』 - 第2、第4シリーズ
** 『キッズ・ウォー』 - 第1、第2、第3、第4シリーズ
** 『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』
** 『おしん』(NHK連続テレビ小説)
** 『青い花火』 NHK 作:鎌田敏夫 出演:桃井かおり、岸部一徳、松尾れい子(1988年)
** 『わたしたちの教科書』 - 菅野美穂主演ドラマ。2006年は子供のいじめによる自殺が多発していた時期があり、その翌年の2007年に制作された。
** 『泣かないと決めた日』 - 榮倉奈々主演ドラマ。新入社員へのいじめ(パワーハラスメント)をテーマにしている。
漫画・アニメ
** 『魔太郎がくる!』 - いじめとその報復を描いた作品。
** 『ドラえもん』 - 苛められっ子を主題としてとらえることが出来る。→のび太・ジャイアン症候群
** 『元気やでっ』 - 1994年からのいじめ事件多発を受けて、週刊少年ジャンプで11週にわたって掲載された。
** 『世界名作劇場(小公女セーラ)』 - 1985/昭和60年にいじめが多発した為に、「小公主」を改編し、アニメ化された。
** 『ビタミン』(すえのぶけいこ)
** 『ライフ』(すえのぶけいこ)- 平成18年度(第30回)講談社漫画賞少女部門受賞作品。テレビドラマ化もされた。
** 『GTO』 - いじめを主題においたストーリーが度々描かれた。
** 『いじめ』 - 五十嵐かおるの漫画作品。いじめの被害者、加害者側の観点のストーリーが描かれている。『いじめダイヤル110番―いじめられっ子救出ハンドブック』板垣英憲 小学館 1995年 ISBN 978-4098372836
『いじめの社会理論―その生態学的秩序の生成と解体』内藤朝雄 柏書房 2001年 ISBN 978-4760120888
『の時代』内藤朝雄 柏書房 2007年 ISBN 978-4760132195
『ヒトはなぜヒトをいじめるのか いじめの起源と芽生え』 正高信男 ブルーバックス 講談社 2007年 ISBN 978-4-06-257556-0
『いじめの構造』森口朗 新潮新書219 新潮社 2007年 ISBN 978-4-10-610219-6
『黒豹たちの教室―いじめられっこ文化人類学』 ユキ・サマルカンド 星の環会 2004年 ISBN 978-4892944048{| cellspacing="0" cellpadding="0" style="width:100%"
|style="width:50%;vertical-align:top"|
フリースクール
嫌がらせ
児童虐待
数の暴力
引きこもり
セクシャルハラスメント
ドメスティックバイオレンス
PTSD (心的外傷後ストレス障害)
ネットいじめ(Cyber Bullying)
職場いじめ
いじめ動画
性的いじめ
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アスペルガー症候群
ユニークフェイス
吊し上げ
日勤教育
村八分
私刑
オウム真理教
言葉の暴力
かわいがる
スクールカースト
ジョック - アメリカ合衆国におけるスクールカーストに類似した問題 文部科学省:児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査
法務省人権擁護局:人権に関する資料など(各年度の「「人権侵犯事件」の状況について」にいじめの統計あり)。
国立教育政策研究所生徒指導研究センター 調査研究報告書等一覧
**いじめ追跡調査 (2004-2006)(2007-2009)
**いじめに関する取り組み事例集
**問題事象の未然防止に向けた生徒指導の取り組み方
**いじめに関する校内研修-ツール
少年犯罪データベース:いじめ自殺 教育情報ナショナルセンター
**いじめ問題相談機関情報
**いみめ問題学校・地域取り組み情報
文部科学省:いじめの相談窓口
厚生労働省:いじめに関する相談窓口
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