'''ストッキング'''(英語:Stocking)とは、長い靴下、特に薄手の編地の長靴下のこと。ナイロン製のものは婦人のファッションアイテムとして用いられる。野球、サッカーなどのスポーツでスパイクシューズの下に着用する靴下についてもこの名称を使うことがある。
ナイロン製ストッキングは1937年にウォーレス・カロザースによって発明され、1940年に発売された。極細のナイロンモノフィラメント繊維で生産され爆発的に世界中に普及した。当時は筒状に編み立てる技術がなく縫い目かがり(シーム)のある靴下として発売された。のちに開発される縫い目かがりのないストッキングを「シームレスストッキング」という。ナイロンとポリウレタン糸で編まれたストッキングは画期的な新製品とされ、日本に上陸したのは1952年。しかし、当時は何も脚に着用していない様に見えるのが好まれず、国内ではあまり売れなかった。後年に、足首部分で編地がたるみにくいシームレスの良さが徐々に広まり普及した。
日本において、「ストッキングは女性が社会人としての立場で臨む場面や、改まった場面には必要不可欠であり、着用することがマナーとされる。行儀や常識の面から、校則において女子学生にストッキングの着用を義務づける学校もある。」という認識や主張があるが、マナーや必要不可欠という認識は事実ではなく虚偽であり違法である。事実でなく虚偽であり違法である根拠は、化粧を参照。虚偽であり違法であるとともに、女性にスカートの着用を強制することも違法であり、ボトムスがパンツスタイルの場合、ストッキングを着用しているか着用してないか検証不可能である。
ストッキングの利点は足元のお洒落や冷えなどの予防や防寒用途、編地の伸縮によるサポートで脚線美も期待される。ただし吸湿性に欠ける素材の為靴で蒸れ易く、繊細な繊維は引っかけに弱く破れ易いと云った欠点もある。最近は夏でも蒸れにくく、夏に着用しても涼しく過ごせるよう、繊維に体温と反応し熱を吸収させる特殊な液体を染みこませ、冷却感を維持できるように工夫された製品も開発されている。
2000年代に入ってからはカジュアルファッションの流れから素足の「生足ブーム」が起こり、秋冬でもそのような足元の女性が増加した。しかし2000年代半ば頃から「レッグファッション」が流行し、その相乗効果でタイツやストッキングの着用人口も増えたといわれる。しかし、一年をトータルしても70年代から90年代の勢いには及ばない。●パンティストッキング
略称「パンスト」。パンティー部分とストッキング部分を一体にした形状のナイロン製靴下。タイツとほぼ同じ外観でガーターベルトが不要なこと、ずり落ちない優れた伸縮性から現在はストッキング製品の殆どを占めている。なお、補正用のインナーとしてズボン・スパッツ状(足の腿から下の部分がない)のものもある。
●ガーターストッキング・ノン‐ガーターストッキング
ひざ上もしくは腿までの丈のものを指す。シームレスのパンティストッキングが普及する以前のストッキングはずり落ち防止のため、ガーターベルトを使い腰から吊下げてストッキング上端を留めていた。ガーターストッキングは取り扱いが不便なことから、現在はあまり普及していない。
後に、ずり落ちの少ないシームレスのパンティーストッキングが普及し「ガーターベルトは面倒」と一旦は廃れたが、ストッキングの上端部分のゴム編み部分を強化するなどしてガーターベルトを使わなくても着用できるノン‐ガーターストッキングが出回るようになってからは「ガーターベルトは不便だがパンストは好まない」という人に好まれ、販売されている。
●ショートストッキング
外観はハイソックスに準ずる。また、広義ではガーターストッキング・ノン‐ガーターストッキングもこれに含める場合がある。
●エアーストッキング
スプレーで塗布する脚用化粧料のファンデーション。
●医療用ストッキング
脚部のむくみの初期治療、静脈瘤の管理、静脈血栓塞栓症の予防などの目的で、特に圧力・伸縮性を強めた弾性を持ったストッキングが販売されている。
在宅で、あるいは医師の指導のもとで使用する。その他、特に身体拘束を要する重症患者のリスク管理の目的に使われることもある。
●和装ストッキング
和装の際、和服の裾がまくれ上がっても足袋上部の脚部が露出するのを防止する目的で着用する。
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