バレエ
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バレエ
とは
'''バレエ'''('''Ballet''')は、
西ヨーロッパ
で発生し広まった、歌詞・台詞を伴わない舞台舞踊。及びその作品を構成する個々の
ダンス
。
音楽
伴奏
・
舞台芸術
を伴いダンスによって表現する舞台で、もとは
オペラ
の一部として発達した。そのため物語性をもち、複数の幕をもつ舞踊
劇
が多い(「
くるみ割り人形
」「
白鳥の湖
」「
眠れる森の美女
」「
ドン・キホーテ
」など)。しかし20世紀以降には物語性を否定する作品も生まれた。一方で短い小品でありながら優れた物語性をもつものもある(「
瀕死の白鳥
」など)。事前に
振付家
によってバレエ独特の所作を指定されたものを演じ、即興作品は少ない。振付の仕方を振付術(
コレオグラフィー
)という。バレエは
ルネッサンス
期の
イタリア
に起源を発する。当時、宮廷では余興として詩の朗読、演劇などが演じられていたが、その一部として'''バロ'''('''Ballo''')と呼ばれるダンスが生まれた。宮廷の広間で貴族たちが歩きながら床に図形を描いていくもので、それをバルコニーから眺めるのが当時の楽しみ方であった。
16世紀
、
ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ
により世俗合唱曲が流行すると、その歌に踊りを加えた'''バレット'''('''Balletto''')が生まれ、やがて'''バレッティ'''('''Balletti''')と呼ばれるようになった。
1463年
、
グリエルモ・エブレオ
『舞踏芸術論』のなかで'''Balletto'''という語が初めて用いられている。
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ
など舞曲の作曲家や、
ドメニコ・ダ・フェッラーラ
(
フェラーラ
侯
レオネルロ・デステ
に仕えた)などの舞踏教師が登場し、イタリアの貴族が盛んに舞踏会を開催したことが分かる。
1496年
には
レオナルド・ダ・ヴィンチ
が衣裳と装置を担当した「
楽園
」が初演された。
1533年
、
イタリア
、
フィレンツェ
の
メディチ家
からフランス王室に嫁いだ
カトリーヌ・ド・メディシス
により'''バレッティ'''('''Balletti''')がフランスにもたらされ、'''バレ'''('''Ballet''')と呼ばれた。
1573年
「
ポーランド人のバレエ
」(演出・振付:
ボージョワイユー
)が初めて'''バレ'''('''Ballet''')と称している。
1581年
の「
王妃のバレエ・コミック
」(演出・振付:
ボージョワイユー
)は、完全な記録の残っている最初のバレエ作品である。これらをかわきりに、バレエは宮廷において盛んに踊られるようになり、16世紀末から17世紀初頭の20年間で約800のバレエが上演されたと言われる。
1643年
、
ルイ14世
が5歳でフランス国王に即位した際には、数時間にも及ぶ豪華絢爛なバレエが催され、ルイ14世自らが出演した。ルイ14世はバレエに熱中し、
1653年
15歳の時に『
夜のバレエ
』で本格的に舞台デビュー。よりバレエの質を上げようと
1661年
に
王立舞踏アカデミー
を創立した。ルイ14世の舞踏教師
ピエール・ボーシャン
によって
ポジション
が定められ、
舞踏符
が確立されるなど、バレエがダンスとして体系づけられたのもこの頃である。
1670年
にルイ14世が舞台から引退すると、バレエは宮廷から劇場に移り、職業ダンサーのダンスに変化していった。翌
1671年
、
オペラ座
が設立(当時のバレエは
オペラ
と一体であった)。
1681年
、『
愛の勝利
』で最初の女性ダンサー、ラ・フォンテーヌが劇場に登場し、18世紀に入ると
マリー・カマルゴ
、
マリー・サレ
など女性職業ダンサーが続々とオペラ座からデビュー。宮廷バレエでは男性ダンサーが中心だったが、
1726年
、
マリー・カマルゴ
が男性のみの技法であった跳躍をし、女性ダンサーが人気を博するようになった。
同時に、
1700年
に最初のバレエ教本、
フイエ
『舞踊術、あるいは記号、絵、記号による舞踊記述法』が出版され、
1713年
にはオペラ座にバレエ学校が創設されるなど、バレエ教育が確立。バレエの技法も複雑化していった。
1760年
、
ジャン=ジョルジュ・ノヴェール
が『舞踊とバレエについての手紙』にて'''バレ・ダクシオン'''('''ballet d'action''')を提唱した。これにより、バレエは
オペラ
から独立し、台詞のない身振り(ミーム)による舞台演劇として確立した。
18世紀
後半に
フランス革命
が起こると、伝統や権威に反発し自由で神秘的なものを重んじる
ロマン主義
がヨーロッパを席巻し、'''ロマンティック・バレエ'''(ロマン主義のバレエ)が誕生した。「
ラ・シルフィード
」「
ジゼル
」に代表され、妖精や悪魔が登場する幻想的なもの、エキゾチックな異国趣味のものが多い。
くるぶし
丈のふんわりとした
チュチュ
を着た女性ダンサーの、
ポワント
(つま先立ち)の技法による軽やかな動きが特徴。ロマンティック・バレエで用いられるチュチュは、特にロマンティック・チュチュと呼ばれる。
ロマンティック・バレエは現在踊られているバレエの中で最も古い形式のものであり、ロマンティック・バレエによりバレエは現在のものとほぼ同じものに完成した。バレエ・ダクシオンの提唱もあり、後に誕生するクラシック・バレエよりも、踊りによってストーリーを表現する演劇としての要素は強い。
エドガー・ドガ
がバレエダンサーを描いていた頃、バレエダンサーは現在と違い地位の低い人が身を立てるためにやっていたため、バレエダンサーは蔑まれていた。
1832年
「ラ・シルフィード」で
マリー・タリオーニ
が本格的にポワントで踊り、オペラ座で大成功をおさめた。この作品によりロマンティック・バレエが確立されたと言われる。ヨーロッパ中で人気を博すも、ロマン主義と共にロマンティック・バレエは衰退し、
1870年
の「
コッペリア
」などを最後にフランスではバレエそのものが演じられないようになる。
ロシア
では
フランス
の宮廷バレエが伝わり、
1730年
頃にはフランス人
ジャン・バティスト・ランデ
により
サンクトペテルブルク
にバレエ学校が創立された。フランスで
ロマン主義
が衰退した19世紀後半、後進国であるロシアでは
ロマンティック・バレエ
が踊り続けられており、その後独自の発展をした。ドラマ主体のロマンティック・バレエに、物語とは無関係のダンスシーンを取り入れたことから、'''
クラシック・バレエ
'''(
古典主義
のバレエ)と言う。
クラシック・バレエでは技法はどんどん複雑になり、動きやすいように丈の短い
チュチュ
が考案された。これをクラシック・チュチュと呼ぶ。ロマンティック・バレエでは1回回るのがやっとだったが、32回のフェッテ(連続回転)まで演じられるようになった。2人で踊る
グラン・パ・ド・ドゥ
などの様式も成立。ダンス(ディヴェルティスマン)と
マイム
が分離されて演じられるようになり、現在のバレエの構成が完成した。
1888年
、サンクトペテルブルク・
マリンスキー劇場
の監督であるウセヴィロジュスキーは、フランスから招いた振付家
マリウス・プティパ
の振付けのもと、
ピョートル・チャイコフスキー
に「
眠れる森の美女
」の作曲を依頼した。この作品が
1890年
に上演、大成功をおさめると、続いて「
くるみ割り人形
」(
1892年
、振付:
レフ・イワノフ
、台本:マリウス・プティパ)、「
白鳥の湖
」(
1895年
、振付:レフ・イワノフ、マリウス・プティパ)が上演された。これらは'''3大バレエ'''と呼ばれる。
マリウス・プティパ
により確立された
クラシック・バレエ
だが、その古典的な世界に不満を持つ者もいた。その1人、
ミハイル・フォーキン
は
イサドラ・ダンカン
(
モダン・ダンス
の祖)に衝撃を受け、クラシック・バレエにない新しいステップや民族舞踊を採り入れた、革新的な振付をした。そのモダン・ダンスの要素を取り込んだバレエをモダン・バレエと言う。
ミハイル・フォーキンは
セルゲイ・ディアギレフ
に見出され、
1907年
にバレエ発祥の地・
パリ
で公演を行い、バレエ・ブームを巻き起こした。
アンナ・パヴロワ
、
ヴァーツラフ・ニジンスキー
、
タマーラ・カルサヴィナ
などのダンサーたちが大人気となり、セルゲイ・ディアギレフは
バレエ・リュス
を結成する。
1912年
のバレエ・リュスの公演で、ヴァーツラフ・ニジンスキーが「
牧神の午後
」で振付家としてデビューすると、モダン・バレエは決定的な革新を迎える。これまでの美しいバレエとは異なる、独自の表現は非常に衝撃を与え、
イーゴリ・ストラヴィンスキー
作曲の「
春の祭典
」では警官が介入するほど論議の的となった。
モダン・バレエ
が確立してからも、
ドラマティック・バレエ
、
アブストラクト・バレエ
などの革新的なバレエが誕生している。これらのバレエは、
モダン・ダンス
、
ポスト・モダンダンス
、
コンテンポラリー・ダンス
、
コンタクト・インプロヴィゼーション
などのダンスに含まれることもあり、曖昧である。20世紀以降はそれらの現代的なバレエと古典的なバレエが踊られている。現代的なバレエの振付家としては、
モーリス・ベジャール
や
ローラン・プティ
、
ウィリアム・フォーサイス
、
イリ・キリアン
がいる。また
フィギュアスケート
の動きはバレエの影響を強く受けており、フィギュアスケートの選手はバレエの訓練も受けることが多い。さらにバレエの影響はフィギュアスケートにとどまらず、
新体操
や
シンクロ
の選手もバレエの訓練を受けることがある。また、
宝塚音楽学校
をはじめとして、舞台俳優を養成する組織ではバレエの基礎は必修に近い扱いを受けている。バレエは
フランス
で発達したため、バレエの振付用語は基本的にはフランス語である。近代バレエの特徴は爪先立ちを多用することにある。これをポワント(fr. pointe)または英語の
トー
(トウ)(en. toe)という。このために履く特製の靴が
トウシューズ
(fr. chaussons à pointes)である。
ポワントで立たず足を舞台につけて立つ立ち方は五つに分類される。これを
ポジション
(fr. position)と呼ぶ。振付においては特に詳述せずポジション名で呼ぶ。
バレエ舞踏の重要な技法としては跳躍と回転がある。これもフランス語で呼び、たとえば片足を前方に投げ出しその方向へ飛ぶことを
ジュテ
(fr. jeté)と呼び、空中での足の位置や跳躍の大きさによってジュテは細分される。一方物語り進行上の感情を表すのには
マイム
を用いる。マイムが過度に多い作品はしばしば「バレエ的でない」と批判されることからも、バレエが舞踊芸術であることが理解される。
アン・ドゥオール
:両足を'''外側に'''開くこと。バレエのポーズや動きの基本。
ポーズ:
アラベスク
、
アチチュード
ルルヴェ
(爪先立ち):
ア・テール
(踵をついた状態)から
ドゥミ・ポワント
を経てポワント(トー)に上がること。
回転:
ピルエット
、
フェッテ
、
シェネ
、
ピケ
、
ステーニュ
グラン・パドゥシャ
:片足で踏み切り空中で両足を前後に広げて飛ぶ跳躍
彫りの深さ、立体感を強調するのが特徴。役柄による多少の違いはあるが、おおむね、自然の肌色より若干明るめ(ロシア系は、かなり白目)のファンデーションを顔全体に塗る、茶色がかったほほ紅、ノーズシャドーを入れる、色の濃い
アイシャドー
をまぶた一杯に差す、上下のまぶたにアイライナーを、思いっきり太く入れる、付けまつげを付ける、鮮やかな
口紅
を、輪郭をはっきり描く、という場合が多い。但し、子供の場合は若干略式になる場合が多い。著名なバレエの作品には以下のものがある。詳細はも参照のこと。
ラ・フィユ・マル・ガルデ
(1789年、振付:
ジャン・ドーベルヴァル
)
ラ・シルフィード
(1832年、音楽:
ジャン・シュナイツホーファ
、
ヘルマン・レーヴェンショルド
、振付:
フィリッポ・タリオーニ
)
ジゼル
(1841年、音楽:アドルフ・アダン、振付:
ジャン・コラリ
、ジュール・ペロー、台本:ジャン・コラリ、
テオフィル・ゴーティエ
、
ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
)
エスメラルダ
(1844年、音楽:
チェーザレ・プーニ
、振付・台本:
ジュール・ペロー
)
パ・ド・カトル
(1845年、音楽:チェーザレ・プーニ、振付:ジュール・ペロー)
海賊
(1856年、音楽:
アドルフ・アダン
ほか、振付:
ジョゼフ・マジリエ
)
ドン・キホーテ
(1869年、音楽:
レオン・ミンクス
、振付:マリウス・プティパ)
コッペリア
(1870年、音楽:
レオ・ドリーブ
、振付・台本:
アルチュール・サン=レオン
、原作:
E.T.A.ホフマン
)
パキータ
(1846年、音楽:
レオン・ミンクス
、振付:
マリウス・プティパ
、ピエール・ラコット、台本:
ジョゼフ・マジリエ
)
ラ・バヤデール
(1877年、音楽:レオン・ミンクス、振付:マリウス・プティパ、台本:
セルゲイ・クデコフ
、マリウス・プティパ)
白鳥の湖
(1877年、音楽:ピョートル・チャイコフスキー、振付:
ヴェンツェル・ライジンガー
、台本:
ウラジミール・ペギシェフ
、
ワシリー・ゲルツァー
)
眠れる森の美女
(1890年、音楽:ピョートル・チャイコフスキー、振付:マリウス・プティパ、台本:マリウス・プティパ、
イワン・フセヴォロジスキー
)
くるみ割り人形
(1892年、音楽:ピョートル・チャイコフスキー、振付:
レフ・イワノフ
、台本:
マリウス・プティパ
)
ライモンダ
(1898年、音楽:
アレクサンドル・グラズノフ
、振付:
マリウス・プティパ
)
四季
(1900年、音楽:
アレクサンドル・グラズノフ
、台本・振付:マリウス・プティパ)
瀕死の白鳥
(1905年、音楽:
カミーユ・サン=サーンス
、振付:ミハイル・フォーキン)
レ・シルフィード
(1909年、音楽:
フレデリック・ショパン
、振付:ミハイル・フォーキン)
火の鳥
(1910年、音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー、振付:ミハイル・フォーキン)
薔薇の精
(1911年、音楽:
カール・マリア・フォン・ウェーバー
、振付:ミハイル・フォーキン)
ペトルーシュカ
(1911年、音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー、振付:ミハイル・フォーキン、台本:イーゴリ・ストラヴィンスキー、アレクサンドル・ブノワ)
牧神の午後
(1912年、音楽:
クロード・ドビュッシー
、振付:ヴァーツラフ・ニジンスキー)
春の祭典
(1913年、音楽:
イーゴリ・ストラヴィンスキー
、振付:
ヴァーツラフ・ニジンスキー
)
三角帽子
(1919年、音楽:
マヌエル・デ・ファリャ
、振付:レオニード・マシーン、台本:
グレゴリオ・マルティネス・シエーラ
)
シェヘラザード
(1910年、音楽:
リムスキー=コルサコフ
、振付:
ミハイル・フォーキン
、台本:
アレクサンドル・ブノワ
)
バフチサライの泉
(1934年、音楽:
ボリス・アサーフィエフ
、振付:ロスチスラフ・ザハロフ、台本:
ニコライ・ヴォールコフ
)
ゲテ・パリジェンヌ
(1938年、音楽:
ジャック・オッフェンバック
、振付:
レオニード・マシーン
、台本:
エティエンヌ・ド・ボーモン
)
ロメオとジュリエット
(1940年、音楽:セルゲイ・プロコフィエフ、振付:レオニード・ラヴロフスキー)
シンデレラ
(1945年、音楽:
セルゲイ・プロコフィエフ
、振付:
ロスチスラフ・ザハロフ
)
若者と死
(1946年。音楽:
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
、振付:ローラン・プティ)
シンフォニー・イン・C
(1947年、音楽:ジョルジュ・ビゼー、振付:
ジョージ・バランシン
)
カルメン
(1949年、音楽:
ジョルジュ・ビゼー
、振付:ローラン・プティ)
石の花
(1954年、音楽:
セルゲイ・プロコフィエフ
、振付・演出・台本:
レオニード・ラヴロフスキー
)
孤独な男のためのシンフォニー
(1955年、音楽:
ピエール・アンリ
、
ピエール・シェッフェル
、振付:
モーリス・ベジャール
)
ボレロ
(1961年、音楽:
モーリス・ラヴェル
、ピエール・シェッフェル、振付:モーリス・ベジャール)
ノートルダム・ド・パリ
(1965年、音楽:
モーリス・ジャール
、振付:ローラン・プティ)
オネーギン
(1965年、音楽:
ピョートル・チャイコフスキー
、振付:
ジョン・クランコ
、原作:
アレクサンドル・プーシキン
)
失われし時を求めて
(1974年、音楽:
ガブリエル・フォーレ
ほか、振付・台本:
ローラン・プティ
)
マノン
(1974年、音楽:
ジュール・マスネ
、振付:ケネス・マクミラン)
うたかたの恋
(1978年、音楽:
フランツ・リスト
、振付:
ケネス・マクミラン
、台本:
ジリアン・フリーマン
)
椿姫
(1978年、音楽:
フレデリック・ショパン
、台本・振付:
ジョン・ノイマイヤー
)
ザ・カブキ
(1986年、音楽:
黛敏郎
、振付:モーリス・ベジャール、
仮名手本忠臣蔵
に取材)
恋する悪魔
(1989年、音楽:
ガブリエル・ヤレッド
、原作:
ジャック・カゾット
)
アンナ・カレーニナ
(音楽:
セルゲイ・ラフマニノフ
)
バレエの優れた上演には
照明
や舞台装置などの効果的使用が欠かせない。このためバレエの上演には一般に費用を要し、多くの国で国立の
バレエ団
が組織される。民間のバレエ団も著名なものは多額の寄付を集めて運営することが多い。
著名なバレエ団には以下のものがある。
フランス
**
パリ国立オペラ
- 世界最古のバレエ団。
1661年
王立舞踏アカデミーとして創設。
**
バレエ・リュス
-
セルゲイ・ディアギレフ
が設立したロシア人主体のバレエ団。パリを拠点に活動した。
ロシア
**
ボリショイ・バレエ
(
1778年
~)
**
マリインスキー・バレエ
(旧キーロフバレエ、
1783年
~)
**
モスクワ音楽劇場
(ダンチェンコ劇場、)
**
ミハイロフスキー劇場
(マールイ劇場、):
サンクトペテルブルク
ドイツ
**
ベルリン国立バレエ団
(
2004年
~)
**
シュツットガルト・バレエ
**
ハンブルク・バレエ
オーストリア
**
ウィーン国立歌劇場
バレエ団
イギリス
**
ロイヤル・バレエ団
(
1931年
~)
**
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
( 同 )※起源はヴィク・ウェルズ・バレエ団で、元は同じ
イタリア
**ミラノ・
スカラ座
・バレエ団 - オペラ優位のイタリアでは永くバレエは省みられなかったが、1990年代以降バレエ部門の立て直しが進んでいる。
オランダ
**
オランダ国立バレエ団
**
ネザーランド・ダンス・シアター
オーストラリア
**
オーストラリア・バレエ団
アメリカ合衆国
**
ジョフリー・バレエ・シカゴ
**
アメリカン・バレエ・シアター
**
ニューヨーク・シティ・バレエ団
※日本のバレエ団については、下の「
日本のバレエ
」を参照のこと。バレエ団によっては、ダンサーの'''階級'''について固有の呼び方がある。主役級の'''エトワール'''、'''プリンシパル'''、'''プリマ・バレリーナ'''、それに次ぐ準主役級の'''ソリスト'''、
コール・ド・バレエ
(群舞)を踊る'''カドリーユ'''、'''アーチスト'''などがある。
オペラ座バレエ団の場合
**エトワール
**プルミエ・ダンスール(女性の場合はプルミエール・ダンスーズ)
**スジェ
**コリフェ
**カドリーユ
ロイヤル・バレエ団の場合
**プリンシパル
**ソリスト(トップはファースト・ソリスト)
**アーチスト(トップはファースト・アーチストまたはコルフェ)バレエの上演に関係する芸術家には、バレエ音楽の作り手である'''作曲家'''、
マイム
を含めたダンスを指定する'''振付家'''、
指揮者
を含むバレエ音楽の演奏家、そして舞踏によってバレエを実現し完成する'''ダンサー'''などがいる。著名なバレエの作品の
作曲家
には以下の者がいる。詳細はも参照のこと。
(以下3大バレエを中心に)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(「
プロメテウスの創造物
」)
アドルフ・アダン
(「
ジゼル
」)
レオ・ドリーブ
(「
コッペリア
」「
シルヴィア
」)
ピョートル・チャイコフスキー
(「
白鳥の湖
」「
眠れる森の美女
」「
くるみ割り人形
」)
エリック・サティ
(「
パラード
」「
メルキュール
」「
本日休演
」)
アルベール・ルーセル
(「
くもの饗宴
」「
バッカスとアリアーヌ
」「
エアネス
」)
モーリス・ラヴェル
(「
マ・メール・ロワ
」「
ダフニスとクロエ
」「
ラ・ヴァルス
」「
ボレロ
」)
マヌエル・デ・ファリャ
(「
恋は魔術師
」「
三角帽子
」)
オットリーノ・レスピーギ
(「
風変わりな店
」)
バルトーク・ベーラ
(「
かかし王子
」「
中国の不思議な役人
」パントマイム)
イーゴリ・ストラヴィンスキー
(「
火の鳥
」「
ペトルーシュカ
」「
春の祭典
」)
セルゲイ・プロコフィエフ
(「
ロメオとジュリエット
」「
シンデレラ
」「
石の花
」)
ダリウス・ミヨー
(「
屋根の上の牡牛
」「
世界の創造
」)
アラム・ハチャトゥリアン
(「
幸福
」「
ガイーヌ
」「
スパルタクス
」)
アーロン・コープランド
(「
ビリー・ザ・キッド
」「
ロデオ
」「
アパラチアの春
」)
ルイージ・ダッラピッコラ
(「
マルシア
」)
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
(「
黄金時代
」「
明るい小川
」「
ボルト
」)
ベルント・アロイス・ツィンマーマン
(「
ロワ・ウブ
」)
ルイジ・ノーノ
(「
赤い外套
」)
ハンス・ウェルナー・ヘンツェ
(「
オルフェウス
」)
嶋津武仁
(「
波の音楽
」電子音楽)
著名なバレエの
振付家
には以下の者がいる。詳細はも参照のこと。
ジャン・ドーベルヴァル
(「
ラ・フィユ・マル・ガルデ
」)
フィリッポ・タリオーニ
(「
ラ・シルフィード
」)
オーギュスト・ブルノンヴィル
(「ラ・シルフィード」)
ジャン・コラーリ
(「
ジゼル
」「
ラ・ペリ
」)
ジュール・ペロー
(「ジゼル」「
エスメラルダ
」)
ジョゼフ・マジリエ
(「
パキータ
」)
アルトゥール・サン=レオン
(「
コッペリア
」)]
マリウス・プティパ
(「
ラ・バヤデール
」「
ドン・キホーテ
」「
眠れる森の美女
」「
くるみ割り人形
」「
白鳥の湖
」「
海賊
」「
ライモンダ
」)
ルイ・メラント
(「
シルヴィア
」)
レフ・イワノフ
(「白鳥の湖」「くるみ割り人形」)
ミハイル・フォーキン
(「
レ・シルフィード
」、「
火の鳥
」、「
薔薇の精
」、「
ペトルーシュカ
」)
ヴァーツラフ・ニジンスキー
(「
牧神の午後
」「
遊戯
」「
春の祭典
」「
ティル・オイレンシュピーゲル
」)
レオニード・マシーン
(「パラード」「奇妙な店」「
三角帽子
」「ホフマン物語」)
ブロニスラヴァ・ニジンスカ
(「牝鹿」)
ジョージ・バランシン
(
アブストラクト・バレエ
)
フレデリック・アシュトン
(「
シンデレラ
」「
ラ・フィユ・マル・ガルデ
」「ピーター・ラビットと仲間たち」、「マルグリットとアルマン」、
ロイヤル・スタイル
)
ロスチスラフ・ザハロフ
(「
バフチサライの泉
」「青銅の騎士」「
赤いけし
」)
ハロルド・ランダー
レオニード・ラヴロフスキー
モーリス・ベジャール
(「
春の祭典
」「
ボレロ
」「
ニジンスキー 神の道化
」「
我々のファウスト
」「
ザ・カブキ
」「M」「舞楽」)
ケネス・マクミラン
(「大地の歌」「
マノン
」「
ロメオとジュリエット
」「
うたかたの恋
」「
パゴダの王子
」「
三人姉妹
」)
ローラン・プティ
(「カルメン」「コッペリア」)
ジョン・クランコ
(「
オネーギン
」「じゃじゃ馬ならし」)
ジョン・ノイマイヤー
ピナ・バウシュ
ウィリアム・フォーサイス
マシュー・ハート
デヴィッド・ビントレー
マシュー・ボーン
クルト・ヨース
ニネット・ド・ヴァロア
ボリス・エイフマン
著名なバレエの
ダンサー
には以下の者がいる。詳細はも参照のこと。※括弧内は生誕と死去年、出身国(日本人の場合は県)、所属バレエ団(現役ダンサーのみ)を表す。
マリー・カマルゴ
(1710年 - 1770年、フランス)
マリー・タリオーニ
(1804年 - 1884年、イタリア)
カルロッタ・グリジ
(1819年 - 1899年、イタリア)
マチルダ・クシェシンスカヤ
(1872年 - 1971年、ロシア)
クレオ・ド・メロード
(1875年 - 1966年、フランス)
アンナ・パヴロワ
(1881年 - 1931年、ロシア)
タマーラ・カルサヴィナ
(1885年 - 1978年、ロシア)
ブロニスラヴァ・ニジンスカ
(1891年 - 1972年、ロシア)
アレクサンドラ・ダニロワ
(1903年 - 1997年、ロシア)
ガリーナ・ウラノワ
(1910年 - 1998年、ロシア)
マーゴ・フォンテイン
(1919年 - 1991年、英国)
タマーラ・トゥマーノワ
(1919年 - 1996年、ソ連〔ロシア〕)
アリシア・アロンソ
(1920年 - 、キューバ)
マイヤ・プリセツカヤ
(1925年 - 、ソ連〔ロシア〕)
マリア・トールチーフ
(1925年 - 、米国)
ナタリア・マカロワ
(1940年 - 、ソ連〔ロシア〕)
森下洋子
(1948年- 、広島、
松山バレエ団
)
モニク・ルディエール
(1956年 - 、フランス)
アルティナイ・アスィルムラートワ
(1961年 - 、ソ連〔カザフ〕)
マリー=クロード・ピエトラガラ
(1963年 - 、フランス)
ニーナ・アナニアシヴィリ
(1963年 - 、ソ連〔グルジア〕)
アレッサンドラ・フェリ
(1963年 - 、イタリア)
シルヴィ・ギエム
(1965年 - 、フランス)
吉田都
(1965年 - 、東京、
ロイヤル・バレエ団
)
草刈民代
(1965年 - 、東京)
斎藤友佳理
(1967年- 、神奈川、
東京バレエ団
)
ダーシー・バッセル
(1969年 - 、英国)
ナデジダ・グラチョーワ
(1969年 - 、ソ連〔カザフ〕)
アニエス・ルテステュ
(1971年 - 、フランス)
オーレリー・デュポン
(1973年 - 、フランス)
ディアナ・ヴィシニョーワ
(1976年 - 、ソ連〔ロシア〕)
佐久間奈緒
(1976年- 、福岡、
バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
)
上野水香
(1977年- 、神奈川、東京バレエ団)
中村祥子
(1980年 - 、佐賀、
ベルリン国立バレエ団
)
アリーナ・コジョカル
(1981年-、ルーマニア、
ロイヤル・バレエ団
)
ヴァーツラフ・ニジンスキー
(1890年 - 1950年、ロシア)
ルドルフ・ヌレエフ
(1938年 - 1993年、ソ連〔ロシア〕)
ウラジーミル・ワシリエフ
(1940年 - 、ソ連〔ロシア〕)
ジョルジュ・ドン
(1947年 - 1992年、アルゼンチン)
ミハイル・バリシニコフ
(1948年 - 、ソ連〔ラトヴィア〕)
清水哲太郎
(1948年 - 、東京、
松山バレエ団
)
パトリック・デュポン
(1959年 - 、フランス)
ジル・ロマン
(1960年 - 、フランス)
ファルフ・ルジマートフ
(1963年 - 、ソ連〔ウズベク〕)
マニュエル・ルグリ
(1964年- 、フランス)
堀内元
(1964年- 、東京)
ヴラジーミル・マラーホフ
(1968年- 、ソ連〔ウクライナ〕)
ホセ・カレーニョ
(1968年- 、キューバ)
イーゴリ・ゼレンスキー
(1969年 - 、ソ連〔ロシア〕)
小林十市
(1969年 - 、?)
岩田守弘
(1970年 - 、神奈川、
ボリショイ・バレエ団
)
アダム・クーパー
(1971年 - 、英国)
首藤康之
(1971年 - 、大分)
ニコラ・ル・リッシュ
(1972年 - 、フランス)
熊川哲也
(1972年 - 、北海道、
Kバレエカンパニー
)
アンヘル・コレーラ
(1975年 - 、スペイン)
ロベルト・ボッレ
(1975年 - 、イタリア)
マチュー・ガニオ
(1984年 - 、フランス)
国際的な
バレエコンクール
にはプロを対象にした競技会が多いが、才能のある青少年を発掘するコンクールもあり、日本では後者のほうが知られている。有名なバレエコンクールには以下のものがある。
ローザンヌ国際バレエコンクール
ヴァルナ国際バレエコンクール
ジャクソン国際バレエコンクール
パリ国際バレエコンクール
モスクワ国際バレエコンクール
※ 日本のバレエの歴史については、新国立劇場情報センター「日本洋舞史年表」並びに
チャコット
サイト掲載「ダンズ・エッセイ」を参照のこと。欧米の国では国立のバレエ学校を持つ国もあるが、日本には国立のバレエ学校はない。これに代わり、民間のバレエスタジオがバレエダンサーの養成を行っている。日本でバレエを習っている子どもの多くはプロのダンサーになることを目指しているわけではない。スタジオ主宰者の子どもがダンサーとして頭角をあらわし、バレエコンクールなどで活躍することが多い。日本で付属のバレエ団がある劇場には
新国立劇場
(
東京都
渋谷区
初台
)がある。バレエ研修所も併設されている。新国立劇場以外に国内でバレエ公演が行われる主な劇場には以下のものがある。
東京文化会館
(
台東区
上野公園
)
ゆうぽうと
東京簡易保険会館、
品川区
五反田
)
メルパルク
・ホール(旧称:東京郵便貯金会館、
港区
芝
)
東京芸術劇場
(
豊島区
西池袋
)
青山劇場
(港区
北青山
)
Bunkamura
オーチャードホール
(渋谷区
松涛
)
国内の著名な
バレエ団
には以下のものがある。
法村友井バレエ団 (大阪、1937年 - )
貝谷バレエ団 (1938年 - )
松山バレエ団
(1948年 - )
谷桃子バレエ団 (1949年 - )
越智インターナショナルバレエ (名古屋、1949年 - )
牧阿佐美バレヱ団
(1956年 - )
東京バレエ団
(1964年 - )
スターダンサーズ・バレエ団
(1965年 - )
東京シティ・バレエ団
(1968年 - )
貞松・浜田バレエ団 (神戸、1970年 - )
小林紀子バレエ・シアター (1973年 - )
山本禮子バレエ団 (1975年 - )
井上バレエ団
(1987年 - )
東京小牧バレエ団 (1987年 - 、旧・
小牧正英
バレエ団)
NBAバレエ団
(1993年 - )
新国立劇場バレエ団 (1997年 - )
Kバレエカンパニー
(1999年 - )
『バレエの歴史』 M・フランソワーズ・クリストウ著 (佐藤俊子訳) 白水社文庫クセジュ 1970年 ISBN 4560054819
『バレエとモダンダンス-その歴史』 J・アンダソン著 音楽之友社 1993年 ISBN 4276250501
『バレエ入門』 三浦雅士著 新書館 2000年 ISBN 4403230822
『ワガノワのバレエ・レッスン』 アグリッピナ・ワガノワ著 新書館 1996年 ISBN 4403310079
アラベスク
(
山岸凉子
)
ヴィリ
(山岸凉子)
昴
(
曽田正人
)
SWAN
(
有吉京子
)
** Swan act2 まいあ -Maia-
舞姫 テレプシコーラ
(山岸凉子)
なでしこ・プリマ
(
久世みずき
)
天使なやつら
(
今井康絵
)
トウ・シューズ
(
水沢めぐみ
)
Do Da Dancin'!
(
槇村さとる
)
** ドゥ ダ ダンシン!ヴェネチア国際編
ビューティフル
(
さいとうちほ
)
「まりちゃん」シリーズ
(
上原きみこ
)
ローマへの道
(
萩尾望都
)
感謝知らずの男
(
萩尾望都
)
フラワー・フェスティバル
(
萩尾望都
)
レディ ラブ
(
小野弥夢
)
王は踊る
(
ジェラール・コルビオ
監督,2000年)
赤い靴
ホフマン物語
バレ・ド・クール
社団法人日本バレエ協会
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